VRの可能性と潔癖収集癖オタクの存在価値についての考察 その②
皆さん、こんにちは。
大槍太郎です。
まずこの部屋を見て頂きたい。
壁一面のゲームソフトとDVDの数を。
レンタルビデオ屋といってもおかしくない本数。
すべて彼のコレクションです。
実際には、この棚にも入り切らず、納戸の中にも未整理の物品が山積みになっています。
どうです、この誇らしげな笑顔。
かなり気持ち悪いです。
しかもさらに驚いたのがコレ。
アーケードゲーム機を、ゲーミングPCのモニターとして流用しています。
コイン投入を認識させないとモニター機能が働かないそうで、その制御装置を自作するという、果たして頭がイイのか悪いのかの判断が難しい状況であります。
もちろんレバーも連動していることを自慢し、超懐かしい、SUPERラリーXや、ギャラクシアンなどの涙モノのアーケードゲームをデモンストレーションするK(小さいオッサン)。
確かに自慢するだけのことはあるとほとほと感心していると、そろそろ例のモノをいってみるとKが言います。
いよいよVR体験会が始まるようです。
「ところでメールに書いた汗ぷきパットや新しいタオルは持ってきたんですか?」
「はい、持ってきました♪」
山積みのラーメン屋さんやセブンイレブンで貰ったウエットティッシュを机の上にだします。
「違う!違う違う!!ふざけんな!!」
ギャグの分からないヤツには困ったものです。
あーだこーだと一悶着ありましたが、やっとの事で専用ゴーグルを装着します。
本日体験するVRシステムは、htcのVIVEというPC版VRシステムです。
ここからの体験は、それはそれは想像異常のリアルさで、凄まじいものでした。
説明がひじょうにし辛いのですが、現実とVRの境目が分からなくなると言うのがいちばん適しているかもしれません。
ある意味で戻って来られなくなるほどの世界だったと思います(体験したゲームはシューティング系やソンビ系、空飛ぶ系、そして動作が不安定でしたが、お色気系も)。
bluetoothで連動しているこのセンサーが、部屋の2ヶ所に設置されており、その間はゲームエリアとなるようです。
仕組みはまったく分かりませんが、ゲームの世界に入り込んでしまった90分間でした。
優越感に浸る、この部屋のオーナーK。
筆者の知らない世界を垣間見た、貴重な体験でした。
とことんと突き詰めた趣味とはこういったことを言うのかもしれません。
Kよ、キミは凄いんだね。
しかし感心したのもつかの間、すぐにゲンナリするシーンを見せつけられました。
今まで筆者が被っていたゴーグルを、ウエットティッシュで念入りに消毒するK。
しかも、隙間埋めのテープを全部取り替える細かさ。
確かに、90分間ゴーグルを被りっぱなしだったし、汗もかきましたが、そんなことは、筆者が帰ってから一人ですれば良いものを、当てつけに見せつけられるとは失礼にもほどがあります。
収集癖オタクKは超潔癖症であることもこの瞬間、よーく分かりました。
それはそうと、VRゲームは100本強あり、とても1日ではすべてを堪能できず、また彼の部屋にはまだまだゲーム意外のお宝が多数眠っていることもリサーチしましたので、近々再訪しなければ行けないでしょう。
それでは・・・。
取材協力:愛知県I市在住K氏(小さいオッサン)
追伸:プレイをしたゲームの中に、Google Earthを実体験できるものがあったのですが、これがかなりヤバイんです。
Google Earthの中に入ることができると言えばよいのでしょうか。
実際には名古屋駅から我が家へ向かうことができたのですが、途中で空を飛んでしまい(ゲームですから飛べるんですね)、そこで初めてVR酔いを体験しました。
感覚としては、Google Earthに完全に入り込んでいますが、重力を感じないため、感覚が麻痺してしまい、VR酔いとなるそうです。
リアルであるがゆえの事象だそうですが、たいへん気持ちが悪いですね。
しばらくヘナってしまいました・・・。
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